400馬力/5850-7000 480Nm/1700-5850は乗りやすいですが、富士スピードウェイのストレートでギリギリ300出ない感じ。0-100km/hはまだしも、全域でトルク不足を感じます。
EA855evoを弄るならどこが良いのかなぁ…と最近色々調べているのですが、stage1のスペックを見ていて色々面白い事に気がついたのでメモしておきます。
EA855evoを弄るならどこが良いのかなぁ…と最近色々調べているのですが、stage1のスペックを見ていて色々面白い事に気がついたのでメモしておきます。
8S TTRSは前期であればECU書き換えで凡そ480~490馬力、後期であれば凡そ450~460馬力くらいになるようです。
初手、ガッツリ脱線するのですが、Ur-quattro時代の5気筒を触っていたチューナーのECUソフトを入れるというのにロマンがあるかな?と考えたトコロからこの話は展開していきます。
いわゆるUr-quattroから始まるアウディのWRCプルーブド5気筒時代、ラリーチームのAudi Sportの代表だったのがRoland Gumpert氏です。また、このエンジンの開発者とされているのがRoland Mayer氏であり、彼はMTM(Motoren Technik Mayer)を1990年に創業しています。Gumpert Apolloってカッコいいよね…とか、ApolloにMTMが関わっているとか、AztekもMTMが関わっているとか、Venturi GT3までMTMが関与しているとか、そういう話は今回は横に置いておいて、MTMは90年代はアウディ5気筒に特化し、400馬力を絞り出しながら300km/hを超えるアウディを作っていたわけです。(参照:MTM CompanyHistory)その後、MTMはTT bimotoを作ってNardo400km/hチャレンジをする…という流れは流石にこのブログの読者の皆さんはご存知だと思うので割愛しましょう笑
まぁ、そんなこんなで、5気筒を弄るならMTMのECUソフトウェアを使う事は第一候補に上がってくるわけです。日本に公式に入ってきています。
*OPF付き年式用のデータがあり、400馬力/5850-7000 480Nm/1700-5850→464馬力/6200rpm 600Nm/3150rpmになります。DQ500(DSGギアボックス)のトルク容量が600Nmまでなので、非常に納得出来る数字です。
また、同じドイツ系のチューナーであればABTがありますが、どちらかというと最近はファッションチューナー感が凄い(レース屋さんが資金調達の為にやっている感)ので、個人的にはあまり興味が無いブランドです。ユーロスポコン時代は硬派でイケてたんですけどね…。一応日本にも公式に?入っていますが、値段が凄すぎて問い合わせる気にもなりません。
*ABTはstage1からインタークーラー交換をパッケージに入れており、今回は比較対象から外しました。ただ、470馬力/5850-7000 540Nm/1950-5850はとんでもなく優秀です。
同様に、oettingerも最近は謎なのでここで詳細は割愛させて頂きます。oettingerはポルシェエンジンをVWバンに載せ替えるイメージから急にファッションチューナーになっているイメージを持っています。
*エッティンガーはダイノデータが無く、480馬力/5700-7000rpm 630Nm/1750-6200rpmとDSG容量を超えたデータが提示されています。ただ、OPFへの言及が無いです。
ドイツ系のECU書き換え屋さんは他にも数多くありますが、モータースポーツイメージで押しているのはこの辺りでしょうか?デジテックはOPF非対応?デジタルスピードはウェブサイト更新中で上手くデータが見つかりませんでしたが、確か450馬力くらいのデータが公開されていた記憶があります。(デジタルスピードはドイツ本国では既に営業してなさそうですね)
続いてイギリスのチューナーに目を向けてみましょう。
イギリスにはまずRacingLineがあります。いわゆる旧VolkswagenRacingであり、1番歴史があるイギリス内のチューナーです。日本にも公式に入ってきています。
*GPF(OPF)付きで467PS 565NMというデータが公開されています。ダイノデータはありません。
Revo Technikも有名ですね。
*stage1はGPF用があり、440~465ps/5700rpm 583~610Nm/3500rpmとなっています。
また、イギリスはSuperChipsをはじめとしたECU remap屋さんが大量にありますが、概ね470~480馬力 600~620Nm前後のデータが出ています。当然ダイノデータはありません。
幾つか面白そうなサービスがあるので、現在問い合わせ中です。
最後に北米系です。
言わずもがなのAPR(Audi Performance Racing)は当然GPF付き用のデータも用意しています。93 AKI / 98 RON仕様のデータで+86 HPとなっており、約2割強のパワーアップになっています。
一部で有名なGIAC(Garrett Integrated Automotive Corp)はGPF用データが無く、概ね15%の出力向上がダイノデータから確認できます。450馬力 625Nmとされていますが、カタログスペックを400馬力に合わせるとざっと460馬力くらいの数字になるのでしょうか。
という感じで、個人的にはMTMに大枚注ぎ込むorイギリス系のお手軽ECUチューンの2択かな?という感じになっています。
0 件のコメント:
コメントを投稿