2019年12月25日水曜日

Peugeot Vogue SPの純正キャブレターについて。

悪名高い?Gurtner 12mmキャブレターについての話

とにかく沈没する。と有名な串刺しフロート
僕の個体は乗り始めた初日にガソリン没しました。

フロートがキャブレターのメインタンクから別体になっており、なおかつプラスチック製で上下接合、更に中央部にニードルが刺さっている構造になっています。コックの閉め忘れからガソリンがキャブレターへ送られ、何らかの形で加圧(負圧で吸引)されて内部に入るようです。

基本設計60年代〜70年代と言われているVOGUEですから、これくらい不思議な構造も勉強になりますね。走るアンティークです。


このガソリン没してしまったフロートですが、接合部からは一切ガソリンが漏れてこない(ニードルを抜き、フロート内に空気を送りこみました)ので、ニードルが刺さっている部分からガソリンが内部に入るようです。

また、中に入ってしまったガソリンは気化するのかな?(それだけの隙間があるのかな?)と思ったのですが、2週間くらいフロートを放置しておいても全くガソリンが減る様子はありません。

インターネット上にフロートの中からガソリンを抜いて、アロンアルファで補修した。という情報がいくつかありましたが、構造的には可能なものの、ガソリンを中から抜くのが死ぬほど大変です。

日本ではフロートは¥3000〜5000くらいで流通しているようです。僕は国内で販売しているお店を見つけることが出来なかったのでフランスから輸入しましたが、基本的にどこで購入しても送料込¥3000くらいはしてしまうようです。

フロートをアロンアルファまみれにして交換し、とりあえず純正キャブで乗ってみていますが、泣きそうなくらい遅いです。〜20km/hくらいまではアクセル開けていても失速するレベルで、都内をノーマルでトコトコ走るのは流石に厳しいと言わざるを得ません。30〜40km/hくらいがパワーバンドで頑張っても50km/hくらいしか出ません。長い下り坂では70km/hくらい出ますが、この車体では正直厳しい()

とはいえ、フロートを入れ替え(替えのフロートを持ち)トコトコ走っているととても楽しいです。クラシックカーは正直厳しいですが、クラシックバイクは何とかなりますね。とニヤニヤしながら2stライフを楽しんでいます。

今回の投資金額:2200円(スペアフロートを含む)
VOGUEにつぎ込んだ額:20194円

2 件のコメント:

  1. コメント失礼します
    ヴォーグフロート水没により、
    フロートを探しているのですが、どちらで購入、入手されたのか
    教えていただけないでしょうか?
    突然のご連絡、申し出にて申し訳ありません。
    宜しくお願い致します。

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    1. 海外からまとめて購入してヤフオクで捌いていました。今は送料が上がってしまっていて大変そうです…

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