新商品と旧商品どっちがええねん?という話
シーラントって何ぞや。という話が全く国内でなされていないのですが、海外でも明確な定義は無いようです。僕は”液状のワックスでは無いけどワックスのような何か”という認識をしています。
日本ではCPCペイントシーラントが最もよく知られているイメージがあります。確かフッ素系樹脂のコーティング剤だったと認識していますが、いわゆるポリマー系の親水コーティングです。
古来からあるシーラントとしてはKlasseのALL-IN-ONEが有名だと思うのですが、最近はあまり見なくなりましたね。
シーラントの上からワックス派とワックスの上からシーラント派が昔は居た記憶がありますが、ワックスと一括りに言っても様々なものがありますのでここではその議論をするのは先送りにします。カルナバ鑞の配合比率からIPA含有の有無まで数多くの論点が存在します。僕はSWISS VAXのクリスタルロックを使っているので、この話はまた後日記事にしていきましょう。
そんなシーラントが最近かなり一般的になっており、カー用品店でも購入出来るようになってきているんですね。恥ずかしながら10年以上洗車のアレコレから離れていたので全然知りませんでした。プレクサスが正義!を連呼していたのですが、高圧洗浄機もエアーコンプレッサーも新車もあるので久しぶりに洗車をしてみることにしました。
基本的にシャンプーからコーティング剤までメーカーを固定すると施工が楽なので、KenBlockと彼のHoonitronをサポートしているという単純な理由でSonaxを選んでみました。ゾナックスだと思っていたら、ドイツ外ではソナックス発音で統一しているみたいです。
僕の洗車の手順はこんな感じです。
①Sonaxのグロスシャンプーを水で溶かしたバケツと水入りのバケツを用意する。
②ホイールをホイールクリーナーで洗う。ビーカーにホイールクリーナーを入れ、大型の筆で汚れを落とす。ホイール1本ずつシャワーでしっかり水をかけてホイールクリーナーを落とす。
②マジックリンを使って酸性ホイールクリーナーの中和と油汚れを落とす。ホイール1本ずつシャワーでしっかり水をかけてマジックリンを落とす。
③BOSCHの高圧洗浄機でホイールの再洗浄とボディー+ガラスに水をしっかりかけていく。この時、ブレーキ周りのダストやボディ下部の汚れは積極的に落とすイメージでかけるが、ボディの汚れを掻き落としていくわけでは無く、本当にサラッと水をかける。
④グロスシャンプーを高圧洗浄機のフォームアタッチメントに入れて全体にかけていく。
⑤水で溶かしたグロスシャンプーをマイクロファイバークロスに染み込ませ、ボディを擦りながら洗っていく。バシャバシャの状態で行う。
⑥高圧洗浄機で泡を落としていく。
⑦窓→ボディ→ドア、ボンネットやトランクの内側、グリルを拭いていく。グリルは拭き取りが面倒なのでエアーで水滴を飛ばしながら拭き上げていく。適宜ボディに垂れた水滴も拭き取る。この時にフロントウィンドウはプレクサス、サイドウィンドウとリアウィンドウはガラコ、ボディはSONAX XTREME Ceramic Spray CoatingもしくはXTREME Brilliant Shine Detailerで拭き上げていく。この時、窓やボディが濡れたまま施工出来るコーティング剤を使うとスムーズに作業が出来る。
⑧車を移動させ、染み出してきた水滴を再度拭き上げ、ムラになっている部分を修正する。
⑨ボディにコーティング剤を塗ったマイクロファイバータオルで最後にホイールを拭き、ホイールコーティングを行う。
ここまででおおよそ1時間くらいで出来るので、高圧洗浄機とエアーコンプレッサーは偉大ですね。汚れが酷い時は④の後に一度水で流し、再度④を行うこともあります。
更に短縮or水の使用量を削りたい人はSonaxのXTREME WASH&SEALというコーティング成分の入った洗浄剤で洗うと良さそうです。水をとことんケチるならXTREME WASH&SEALを希釈したバケツを用意し、これで車を拭き上げていくのが一番良さそうですね。
で、肝心の新商品と旧商品どっちがええねん?という話なんですが、これは甲乙つけがたい所です。いずれの製品もヌラヌラ感がかなり強く出るので、そういうのが好きな人にはとてもオススメです。
Sonax XTREME Brilliant Shine Detailerはシリコンがメインのディテイラー(最終光沢剤)であり、高撥水と高光沢をうたいます。施工する時の布が多少乾きはじめていてもムラ無く伸ばせるのと、撥水効果はこちらのほうが高いように感じます。
Sonax XTREME Ceramic Spray Coatingはシリコンも入っているものの、セラミック系のディテイラーであり、高耐久をうたいます。正直毎週洗車しているので、コーティング剤が多すぎるとムラになるのが非常に気になりました。
追記:このムラは放置すると消えます。ツヤ感は一度表面に熱が入ると一気に出てきます。また、撥水性と防汚性もこちらのほうが圧倒的に上です。シーラントとしては現在考えられる中で最強と言っても良いのでは無いでしょうか。
いずれのシーラント剤も気になったポイントとしては、素手で作業を行うと割と手荒れするということ。また、帯電防止効果をうたうようなTOYOTA GAZOO Racing GR BODY STABILIZING COATやプレクサスのほうがピッチ/タールの付着が少ないような気がします。
僕は施工にはAmazonのマイクロファイバークロスを使っています。分厚いのが好きな人はコストコのマイクロファイバークロスが良いですね。
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