2023年6月15日木曜日

Mk1 TT(8N)のブレーキチューニング(加工してポン付けレベル)

抜本的なローター径変更はもはや加工してポン!では無いのでスルーしています。

また、ブレーキを交換するとストッピングパワーが上がると思っている人は読まないでください。ブレーキのストッピングパワーはタイヤ依存であり、キャリパー依存ではありません。モノブロックキャリパーへの変更は熱がかかったときの開きの少なさとバネ下重量の剛性ウェイトレシオの向上です。ブレーキタッチはパッド依存なところもありますし、マスターシリンダー取付部の剛性にも大きく影響されます。その辺りがわかっていない人は諦めてポルシェに乗りましょう。200km/hから10回フルブレーキしてもフェードしないのはポルシェだけ!

先日の記事にちらっと流用情報を書きました。

基本的にはフロントブレーキの話になってきます。(FFベースなのでリアブレーキはそもそも殆ど使っていないので、ビッグローターは完全な自己満足です。入れたいけど。入れたいよねぇ。)

8N互換のフロントブレーキはざっくりと分けて
①1.8Lモデルの片押しキャリパー+312mm×25mm1ピースローター
②3.2Lモデルの片押し2podキャリパー(Ate製)+334mm×32mm2ピースローター
③Seat Leon Cupra R用の対向4podモノブロックキャリパー(Brembo製)+323mm×28mm1ピースローター
という組み合わせがVW/Audiグループ純正パーツとして用意されています。
*①では16インチ以上、②③では17インチ以上のホイールが必要なようです。

日本には導入されたローター径312mmと334mmがあった。という認識で大丈夫だと思います。
312mmは1ピースのベンチレーテッドディスク+片押しキャリパー
334mmは2ピースのベンチレーテッドディスク+片押し2podキャリパー
という組み合わせでした。

調べていくと、
312mmローターにポン付け出来るのが986ボクスター用の対向4podキャリパーで
334mmローターにポン付け出来るのが996ターボ用の対向4podキャリパー、もしくは955カイエン/カイエンS用の対向6podキャリパー(Brembo ZR18)になっているようです。996/955共に1ピースの330mmベンチレーテッドディスクだったようです。

熱容量という観点から見ると8N3.2qとMk4R32は異常だというのがこの辺りでわかってきますね。この数字を見る限り、ブレーキクーリング用に風を当ててあげれば3.2q純正ブレーキでも全く問題無さそうです。
ブレーキクーリング用の導風板としては8JTTRS用のもの(8P0863149B / 8P0863150B)が小加工で付くようです。また、フェートンのダクトをバックプレートに固定するというのも割とポピュラーなようです。アーム取り付け型のものを見ている限り、ホームセンターでU字クランプとアルミ板を買ってこれば自作出来そうな気がしてきますね。


リアブレーキは全モデル共通であり、256mm×22mmのローターに片押しキャリパーです。

リアブレーキに関しては考え方が色々あるようで、256mm×22mmのローターそのままで良い派/キャリパーそのままで306mm×22mmにローター径を大きくする派/キャリパー交換した方が良い派と様々な意見があるようです。前と同じく955カイエン用の4ローターを入れる人も居るみたいですね。
個人的には見た目的にリアも2ピースローターにしたいな…とは思いますが、ブレーキバランスが調整出来るならまだしも、あまり強化しても…と思うので、純正サイズ維持の方が今後のパーツ入手性的には良さそうな気がしています。(数字を変えると次にまた同じパーツが手に入るか少々怪しくなることもありますよね)

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