2023年6月3日土曜日

TRDカナード MS345-18004

 徐々にK2T2味が増してきました。


先日、リアに中華スポイラーを貼ってあまりに感動したので、お手軽空力付加物第二弾です。

モノはコレ、TRDから86専用部品として販売されているカナードです。

本来はバンパーに穴あけ加工し、プラスチック製のナットで裏から固定するものですが、そもそも最適と思われる所には固定出来ない事がわかっているのでネジを穿り出します。

1つずつカッターで切り取っていくわけですが、めちゃめちゃ良いプライマーを適切に使用していますね。非常に苦労しました。こういったプラスチック+ゴム系素材の組み合わせは口腔内印象採得時によくやる作業なのですが(個歯トレー+シリコーン系精密印象採得剤)、ここまでキッチリと繋がっている状態は口腔内で使える材料だと難しいかもしれません。

ということでカッターナイフを使い4本のボルトを摘出しました。シンプルに見えますが約30分程度かかっています。

で、穴が開いた所に3Mのエアロパーツ貼り付け用の両面テープを貼り付け、車に固定します。



本来はここに記載したように、車軸より下の部分に取り付ける必要があるようです。ただ、化粧スリットがあるのでぶっつけ本番ではその部位に貼ることは出来ず、とりあえず市販品が設定されていた部位っぽい部位に貼り付けてみました。

リアにスポイラーを追加したときはリアエンドの落ち着きを感じました。妙なピッチングが減り、リアのすっぽ抜け感が減ったわけです。ただ、相変わらずステアリング操作とヨーの発生/収束に微妙なタイムラグがありました。
フロントにカナードを貼り付けたところ、そのタイムラグが完全に消えました。ステアリング操作に遅れず鼻が入り、ステアリング操作を止めると鼻の入りが綺麗に止まります。これまで人間がアジャストしていた領域が消え、操作中に考えないといけないポイントが減ったのは驚きでした。また、フロントセクションへの荷重が増えたのか、ステアリングが重くなりました。
この動きって空気が引っ張ってたのか…という感想はS660のリアにスポイラーをつけた時も同じだったな…と思い出しつつ、Mk1 TTはやはり空力的にかなりダメだということを身をもって知りました。

その後外してみたら怖すぎてダメです。これはカナード必須だわ…

走行後の水滴の付き方を観察すると、確かにカナード後の幅広いエリアの水滴の付き方が変化しており、このエリアに効いていることがわかります。

FBにある海外コミュニティ”Audi TT MK1 track car”で聞いてみた所、
①フロント車高を下げてレーキ角を変える
②フロントリップスポイラーを装着する
とかなりリフトが軽減出来たという話を聞いています。
とはいえ、いずれも最低地上高が下がる方向のチューンであり、個人的コンセプトからは外れるので何とかカナード(もしくは純正バンパーのスリット部分の窓開け)で改善していきたい所です…

また、話が大幅に脱線しますが、DMC Conceptのエアロパーツはどれも非常に効きそうですね。脳内FEMの回答とほぼ一致する形状になっています。既に存在しない会社になっている事に加え、そもそもの生産量も少ないそうです。一部ebayに新品が出ていますが、流石に取り寄せるのも…という感じですね。

【追記】
その後、あまりに効きすぎるので迎角を変更してみました。最初の角度の方が圧倒的に効きますが、公道を走る以上フロントリフトの方が必ず大きくならないといけないというワルター・ロール大先生の発言が頭をチラッとよぎります。



今回の投資金額:アマゾンでカナード8953円+両面テープ1138円=10091円
今回の作業時間:20分(左右対称に貼るのは無理ゲー)
8Nにつぎ込んだ額:241265円





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