2023年10月20日金曜日

Michelin CrossClimate 2 225/45R18 95Y XL

予期せぬパンクから、トゥーランのタイヤをこんな触れ込みのものに交換してみました。

>>急な雪での走行性能と高い夏性能を兼ね備えた、雪も走れる夏タイヤ。SUV/クロスオーバー・セダン/ワゴン・ハッチバック・ハイブリッド/EV・ミニバン向け。

>>国際基準で定められたシビアなスノータイヤ要件に適合。従来比で雪上グリップは7%向上し、高速道路冬用タイヤ規制時でもチェーン装着不要で走行可能。

>>従来品と比較してウェットグリップが6%、ドライグリップは5%向上。ウェット路面でもドライ路面でも高い夏タイヤ性能を発揮する。

https://www.tyrereviews.com/Tyre/Michelin/CrossClimate-2.htm

これまで使っていたのはミシュランのPS4とBSのアイスパートナー。そういったタイヤと比較しての話です。

オールシーズンタイヤはマッドアンドスノーという名前でSUV用のオールテレーンタイヤの亜種として存在していました。それが一般車用に注目を浴びるキッカケになったのはグッドイヤーのVector4seasonsでした。凍結路面には非対応ながら、積雪時にもトラクションを失わず一年を通して安定的に使用可能というのが売りでした。

ディーラー担当者にはオールシーズンタイヤは我が家の用途には合わないという話を聞いていましたが、半年ほど使って思いの外気に入った為記事にしてみることにしました。

使った感想ですが、コンフォートタイヤベースのケーシング+サーマルアダプティブコンパウンド+V字サイプコンパウンドという非常に面白いチャンポンタイヤです。
確かにフワッとした乗り心地ですし、スリップアングルをラフに立ち上げると一瞬ブロックが倒れたり一瞬グリップが怪しくなる瞬間は事実ありますが、丁寧にブロックを倒してグリップが立ち上がるようにすれば縦方向のトラクションはかなり高く、乗り方を意識すればオンロードでもウェット路面でも特に不満無く使うことが出来ます。ふわふわ感が気になる人は空気圧高めにセッティングすると丁度良い硬さを探せるはずです。
ポリマー系コンパウンドのスタッドレスタイヤはオンロードもウェット路面も絶望的ですが、都内で運用するのであればアイスバーン走行の頻度を考えるとオールシーズンタイヤは最適な選択肢だと感じています。このThermal Adaptive Compoundは-18〜30℃くらいまで対応しているようです。問題は都内のバカ暑い夏ですが、耐久性が低くなるのでしょうか。その辺りは今後も継続的にチェックする必要がありそうです。3シーズン+アルファ(冬3夏4くらい;4万km3.5年)使えるのであれば万々歳だと思っています。

また、スピードレンジが高く設定されているのがスタッドレスタイヤと比べた時に大きなアドバンテージになります。スピードレンジが高いということは荷重指数が高く真円度が高いということ。160km/hまでしか使えない国産スタッドレスタイヤや210km/h制限になっているミシュランのスタッドレスタイヤと比べると、積雪時も使えるのに270km/h規格や300km/h以上規格で作られているオールシーズンタイヤは驚異的ともいえます。そもそもスノースポーツをやらない限り、冬場高速道路を走る時に路面に雪があるシチュエーションってあるのか?という話ですね。

結局、どこを我慢するか…という話になるだけなので、凍結⇔解氷が続く土地で無い限りオールシーズンタイヤで十分だな…という結論になっています。

昨今のタイヤは高性能化が激しく、ドライビングスタイルやスキルとマッチしないこともあるためこういった変則的な選択肢があるというのは非常に面白いですね。普段使い用のタイヤとしては大変気に入っています。

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