2023年10月24日火曜日

アウディのMMIスクリーン(マルチファンクションディスプレー)のドット抜けとその修理方法及び改造パーツの紹介と代替案の提案

死につつあるのは知っていたのですが、現在の燃料残量と平均燃費から計算された航続距離が見えなくなるのはかなりの痛手ですね。色々な方の話を聞いていると急激な気温変動でハンダクラック?が広がるようですね。何となく、一気に高温から低温に変動するような状況でハンダクラックが入るような気がしていますが、一度発生するとLCDパネルそのものを差し替えないと直らないと聞いています。

かっこいいことを書いていますが、そろそろ資金的な余裕が無くなってきたのでどうにか安くLCD不良に対応したい…という記事ですハハハ…

純正相当LCDのパーツ代は2000円程度、技術料含め概ね5万円前後で修理してもらえるようなのですが、個人的に一度でもスピードメーターを分解すると針落ちの危険性がついて回るようになる+広義の意味でのメーター交換歴がついてしまう可能性があるので出来れば自分が所有している間にはやりたく無い作業です。この修理、ホイホイやってるイメージがあるのですが結構面倒な事になりかねない修理です。
パーツはアリエクでもアマゾンでも購入可能なのでやってみても良いとは思いますが、メーター内にイモビ回路が入っている為、妙な事をやると2度とエンジンがかからなくなる事があるのでその危険性も考えておくべきです。
https://www.ttforum.co.uk/threads/diy-replacement-of-the-dis-lcd-screen.151465/


で、調べている間に見つけたのですが、この純正LCDパネルに情報を割り込ませるパーツとLCDパネルをフルカラー液晶に入れ替えて昨今の車のように大量の情報を表示される”3DColorMFD”というパーツが販売されています。

純正LCDパネルに情報を割り込ませるパーツは面白く、上部のオーディオ領域(警告領域としても使われています)に水温/油温/バッテリー電圧などの情報を表示するものなのですが、現在はほぼ情報が残っていません。どうやらこの領域がオーディオとエアコンパネル?と繋がって色々な情報が来ている?ようでその部分に水温などを表示するモジュールが以前は販売されていたようです。これは日本でも販売があったようで、日本のサイトに掲載されているものを見て気が付きました。
というのも、以前見かけたサイトのブックマークがどこかに行ってしまい、現時点でかなりうろ覚えになってしまっているので思い出したタイミングでここに追記しておきます。

ほぼ同じ事をアルドゥイーノでやっている人が居るのですが、商品サイトが行方不明になってしまっているので頑張って探します…。

3DColorMFDは日本でもやってらっしゃる方が居ると聞いていますが、更に難易度が高いというか、もはや原型が残らない改造です。メーターに来ている様々な信号を物理的に拾い表示させるようですがあまりの魔改造っぷりに笑いが止まりません。キット販売もあるのでやってみる人が居ればどうぞ…僕は無理です…
https://3dcolormfd.com/Installation/Installation_en_Audi_TT_7_7.htm?fbclid=IwAR15A5X87aiWWNfNMM3TYWRwczoirXpyeb3rtZY9BE0tSDDl5xPunVaJMk0


で、ここまで調べていて気がついたのですが、VAG-COM規格のOBD2からデータを取り出す事が出来る追加モニターが幾つか販売されていました。OBD2とVAG-COMはポート形状は完全に一緒ですが、全く互換性が無いというのは結構な本質情報ですよね。
有名なものとしてはブリッツAGから出ていたR-VIT i-Color FLASHでしょうか。デザインはさておき、OBD2以前の通信規格を使っている8N TTでも使用出来るようです。

ただ、流通価格がアホほど高く、未だに3万前後で流れています。どうせこういうのって中華であるでしょ?と思って調べていたのですが、中々VAG規格で動く商品が無く頭を抱えていた所、初代TTyoutuberとして有名なParrottBrosの人がアップしているUltraGaugeというのに目が止まりました。あまりに多くの初代TTが彼のチャンネルには登場しているため、僕の2003年モデルで使えるかわからない(確か2006年モデルだけ微妙に通信形式が違うという噂があります)のですが1万円前後で購入出来る追加メーターとしてはかなり優秀です。速度、温度系以外にも燃料消費量の表示が出来る為、死につつある純正MMI LCDの代わりとなりうるわけです。これ以外にも幾つか古い規格の追加メーターが今もアリエクで購入出来るようですが、実際に使っている動画があったのはUltraGaugeだけ&公式サイト上でプログラムが全部触れるという親切さに感動して購入してみました。


現状、自分が見たい情報は
①航続可能距離
②水温

これに加えて
・油温
・外気温
・吸気温度
・瞬間燃費
・使用燃料量
・残燃料
・DSG油温
が見れると面白そうです。というか、純正ディスプレイの代わりになります。

プログラミング出来るモデルもあるようですが、現在アリエクにEM Plus v1.4しか見当たらない為、とりあえずEM Plus v1.4を購入してみました。

この状態でプチプチに包まれて届いて久しぶりにアリエククオリティに爆笑しつつ、車内への固定方法を考えていきます。
貼り付け型のマウントが付属しているので、エアコンルーバーに固定出来るよう複数のマウントを寄せ集めて改造しました。

これがこの記事の本質情報なのですが、KWP2000に対応していないと8N TTでは動作しません。

排気量とタンク容量を登録します。給油時の自動認識システムは無いようなので、給油の度にリセットをかける必要があります。

また、セットアップをはじめてから気がついたのですが、水温/吸気温/室内温度は計測出来るようですが、油温系は計測出来ないようです。燃料系はそのうち補正も入るでしょうし、データも安定するはずなのでこのまま運用していきたいと思っています。

1点懸念事項があり、エンジンon/offに対してUGのon/offレスポンスが悪い為最適な設定を探す必要がありそうです。ParrottBrosの動画ではかなりレスポンス良くon/offするので、再度設定を見直してみないとダメですね。
*どうも初期設定では動かないので、エンジン回転数と連動する設定で運用しています。

現在こんな感じで運用しています。EngineLoadなど謎パラメーターが沢山あります。

ParrottBrosの人はこんな感じで運用しているようです。

今回の投資金額:10000円
今回の作業時間:5分
8Nにつぎ込んだ額:772657円+レンタカー代95000円

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