2023年7月30日日曜日

【大嘘】3.2quattro(VR6)の温度マネジメントとクーラーの効きについて。純正オイル交換サイクルの話とか。

[ラジエーターファンが一個死んだ状態で]
40度以上の酷暑日に都内のクソ渋滞をエアコンオンで乗り切る方法
ダメだったシチュエーション、場所もついでに書いておきます

VR6は通常、水温85度〜95度辺りでマネジメントされており、正常(メーター上の90℃表記)はエアコンパネルのコード49を参照する限りでは75〜110℃の範囲内だとされているようです。
自分の確認した範囲では116℃が最大値でそれより上には上がらなかった為何かしらのフェールセーフがこの温度で入るようです。
*エアコンのコンプレッサーはこの温度で完全にオフになりました。

また、油温はコード51で表示出来るとされていますが、水温116℃の時も90℃張り付きだったのでちょっと判断に苦しむトコロです。一般論としては水温+10℃が油温だとされているので水温+10℃くらいが実際の油温だと考えた方が良さそうです。本当は後付の水温/油温計をセットしたいトコロです。OBD2方式で十分なので、エアコンパネルとは別に常時表示したい雰囲気はあります。

直近の炎天下で実際に走った印象だとラジエーター容量は十分ですが、ファンが弱い印象を受けています。(アホかファン1個死んどったわアホ)
(僕のTTが正常だと仮定したうえで)気がついた点をまとめると
①時速50km/h以上出ていないと水温は基本的に上がり続ける。渋滞時は必ず車間距離を空けて一度加速してから停車するようにしないと冷えない。
②アイドリングではエアコンの効きは微妙(コンプレッサー回転数はエンジン回転数の1.28倍)。
③ECON(コンプレッサー)のオンオフは水温低下にはあまり寄与しないが、ヒーターにすると水温は下がる。が、劇的に下がるわけではない。それよりも送風含めてACを完全オフにした方が水温は下がる。
④35℃で140巡航しても水温は82℃貼り付き。
⑤F1じゃないですが、前走者との車間距離によって如実に冷え方が変わる。15m以下では速度に依らず冷えない。30m程度開けるとモリモリ冷える。クリーンエア大事。
⑥ボンネットを開けても水温は下がらない。アイドリング状態だと普通に上っていく。ただ、ボンネットを開けた方がエンジンルーム内のプラスチックパーツの気温は早く下がる為、ダメージ軽減効果はありそう。
⑦水温112℃は条件が悪いと信号待ちで行きます。116℃は表参道ヒルズの駐車場スロープ&さいたまのクソ渋滞&軽めの渋滞山手トンネルの3回。これくらいの水温になるとコンプレッサーが勝手に切れ、温風が吹き出し、ボンネットからかすかに湯気が出てきます。微妙に水が減ります(ハハハ
(3回目の116℃でエンジンオイルが終わった感じがありました。それ以降、水温100℃超えると何となくガサツな音がする瞬間があります。某スーパー添加剤を増して数週間の延命を測っていますが、ベースオイルが終わった感じがプンプンしてきます。8月の暑さが一段落ついたらオイルを変えようと思っているので、あと1~2週間保って欲しいトコロです…。ダメそうだったら1Lくらい新油に入れ替えても良いかな…というクソ思考回路を振り回しています。エンジンオイルは15000〜30000km使える事になっていますが、流石にこの気温/水温/油温だと7500km保たない気がしています。)
(水分量はMaxラインより1cmくらい高く入れ、減ったら蒸留水をひたすら継ぎ足し続ける事が非常に重要です。水温が上がるととてつもなく勢いで水が消えていきます。1年に300〜500mlくらい蒸発するのは正常だと言われています。距離や使用環境によりますが発熱量の多いエンジンは半年で500mLくらい減る車もザラにあるので、動かす前後に水量をチェックするべきです。)
(オイル量が多いと撹拌抵抗が増えて水温が下がらなくなることがあるようです。ただ、オイル量も上限に近ければ近いほど良いとされているのでギリギリを攻めた方が良さそうです。)


という感じで、最近は道の選択や前が空いた時の加速の仕方などで高くても102~103℃が上限になるような乗り方が出来るようになってきました。とにかく50km/h以上の速度でなるだけエンジン負荷を抑えて定速走行。前の車との距離を空けて50km/h以上で走る。というのがキーファクターです。ある程度安定してコールドスタートから都内20kmくらい移動し、最高水温100℃くらいに抑えて走る事が可能です。
また、クソ渋滞で105℃付近まで上がるのであれば、正直諦めてエンジンを切った方が油温管理上は良さそうです。それこそガソリンスタンドの待ち時間など、何分停車していないといけないのかがわからない状況では積極的にエンジンを停止しています。ただ、その温度でのエンジン始動再始動のダメージやバッテリーへの負担と油温上昇を天秤にかけるとどちらが正解なのかは正直わからないところです。一応、水温が上がっていない状態ではIGNオンだけでも短時間であれば冷風は出てくるので数分だったらエンジンを切ってもあまり問題は無いように感じています。


DSGオイルも同様で走ると冷えます。クソ渋滞で油温が上がると1速で謎に滑る保護システムが頻繁に起動するようになるのでこちらも前走車との車間をしっかり空けて速度を上げないとダメです。
オイル交換スパンがマニュアルに掲載されています。
*アウディ所沢含むMID系のアウディディーラーではDSG/ハルデックスオイル共に無交換を推奨しているそうです。交換後に高確率でクラッチジャダーが発生し、クレームになるそう。交換するなら初手から推奨交換サイクルよりも頻繁に交換するほうが良さそう。という話を聞いています。「どうしても交換したいならもちろん交換しますが、交換後、かなり高確率でトラブルが出ます。それでもと仰るなら…」と言われ、流石に僕もチキりました。
*チューニングショップではDSGオイル&ハルデックスオイルの交換を推奨しているようですが、何件か問い合わせたトコロ、信用している店ほど「交換後にトラブル頻発するのでディーラーで交換してください。」と答えが帰ってきます。かなりの有名チューニングショップでも湿式DSGオイル交換でトラブってる話は多々聞くので、本当に交換するべきなのか…というのは非常に慎重に判断するべきポイントだと思います。(乾式DSGはギアオイル扱いになるので交換したほうが良さそうですね。)
*フォルクスワーゲンディーラー(戸田公園)では「メンテナンスサイクル通り、もしくはそれよりも早いタイミングで必ずDSG/ハルデックスオイルを交換している。そりゃメーカーが交換しろって言ってるんだから交換した方が良いですよ。交換してトラブルが起きている個体も無いわけでは無いけど、基本的に全車交換しています。」という話を聞いています。


これを読んだ水温厳しい勢はラジエーターファンを見ましょう。多分壊れてます。

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