SIT LIKE PRO
面白いですね。意外とこの情報は日本のドライビングポジション論では軽視されているような気がします。
ポジション作成で重要な事は
1にも2にも、”人間のセンサーを最大限使えるようにする。”というのが重要です。
身体と車(シート)の接触面積が最も大きくなるようにするのはもちろん、ヨーやモーメントを検知する三半規管を適切なポジショニングで配置しないといけないわけです。
僕が卒業した大学の名誉教授が書いた絵とか文を引用すると…
半規管は、上皮細胞と間葉性細胞の裏打ちからなる膜でできており、3/4周ほどの環状をした管状の構造物であり、内部は内リンパ液で満たされている。一側の内耳に3個存在し、外側(水平)半規管、前(上)半規管、後半規管(前・後半規管をあわせて垂直半規管と呼ぶ)から成る(図1)。それらが存在する平面(半規管平面)は、互いにほぼ直角の角度を成す。外側半規管は、ネコ・サル・ヒトでは、水平面から前方が約30度上方に傾いている。前・後半規管の存在する平面は、正中矢状面(体の左右の中央点を通り、前後軸と上下軸を含む平面)と約45度を成し、一側の前半規管平面と対側の後半規管平面はほぼ平行となっている。頭部のあらゆる方向への回転は、この3個の半規管平面における成分ベクトルに分解されて感知される。
変な話、SN平面を基準にするのか、フランクフルト(FH)平面を基準にするのかよくわからないのですが、フランクフルト平面を基準にした方が良さそうな気がします。勉強したはずなのですが根拠をすっかり忘れてしまいました…。とはいえ、この辺りは個人差もありそうなので、この2平面が概ね地面と水平な状態になるようポジションを合わせれば良い気がします。
あれこれやって最終的に最もシートを起こしたポジションに落ち着きました。
背面角6度、座面角17度になりました。
ちなみに穴位置1つずらすと1.5度と説明書に書いてあったのですが、実際は座面角が24度→17度になったので7度前後変わっていきそうです。
また、RMSをセットしている速いデモカーを見ると殆ど全てがこの位置にセットされており、笑ってしまいました。そらそうなるわ…という感じです。
他にやるとすれば7mmのスペーサーを挟んで全体的に7mm底上げをするという作業が残っていますが、面倒だからこれで良いか…というテンションになっています。
あとはパッドを増さないとダメだ…という話があるのですが、資金が足りないので当分タオルを詰めて走ります笑
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