2023年7月2日日曜日

8N 3.2quattroでQuattroSportsを撃墜する。したい。無理くね?

 そろそろこの記事を書こうと思っていたらタイムリーな動画がアップされたので…


動画で見てわかるように、また以前からブログで取り上げているように、実はQuattroSportsの方が3.2qよりも圧倒的に速いことは意外と知られていません。というか、海外でもQSはあまり存在が知られておらず、総生産台数1165台(右MT800台+左MT365台;日本は左MT150台導入)ということもあり、この動画のコメントでも225馬力では?という指摘が入っているくらい知名度が低くなっています。

また、クワトロスポーツはドイツ本国では前席はフルバケ(レカロポールポジション)が標準装備になっており、国内仕様と比較すると純正シート22.5kg/脚から7.7kg/脚+シートレールと片側10kg前後軽量化され、左右では20kg軽くなっています。また、エアコンレスが選べたそうで、それは更に35kg軽くなっており、最も軽いモデルは日本の車検証の数値から引き算をすると1400kg-20kg-35kg=1345kgとベースとなった225馬力仕様から実に100kgほど軽い仕様になっています。イギリス仕様は通常シートだったのかな?フルバケはOPだったような空気が漂っています。

いやー、これ謎ですね。日本仕様は通常モデルと比べて40kg軽くなっている事になっていますが、リアシート12kg、スペアタイヤ20kg、リアセクションアンダーカバー、バッテリーリア移設時の電線=40kg???どんなに甘く見積もっても計算上は30kgくらいしか軽くならないはずです。計算が合わないです。公式には50kg軽量化とされていますが、Gooカタログだと40kgの軽量化…実測は何kgなのでしょうか…。
*2023/07/15追記:粗大ごみを捨てつつ車重を計測してみました。ガソリン半分くらいで1540~1550を推移していたので、ガス満タン時に実測1550kgと車検証通りの重量っぽいです。

計算すると、日本仕様の3.2qがPWR6.2、QSは6と明確にQSの方が速い事が予想されます。また、海外最軽量仕様のQSはPWR5.5と8Nとして見ると異次元の数字ですね。
参考までに8Jの3.2qは1470kgと80kg軽く、PWRは5.9となり0-100km/h加速は5.7秒で8NのQSよりも速くなります。

で、ここから逆算すると、8N3.2qをPWR6に持っていこうとすると260馬力に増やすor1500kg(-50kg)に軽くするという選択肢が見えてきます。実際はトルクバンドの広さや最高出力の発生回転数、クラッチミートのタイミングなど色々なファクターがあるわけですが、机上の空論では10馬力増やすか50kg軽くすれば良いわけです。

あれ?僕のTT、既に271馬力になっていてPWRは5.7です。既にQSより速いはずなんですね。あれ?流石に0-100km/hがコンマ5秒速くなっているとは思わないんですけどねぇ…。一応ドラッグレース用の計算機ではコンマ3秒速くなることになっています

8Nの軽量化案はざっくりとですが、
・スペアタイヤ20kg
・リアバンパー内バラスト/ハーモニックダンパー18kg(高速安定性激落)
・オーディオユニット5kg?
・リアシート12kg
・フロントシート交換(純正シート1脚22.5kg→4.5~5.6kg+シートレールで一脚7kg前後?)

3.2qはそもそもスペアタイヤが搭載されていないのでパンク修理キットや車載工具などを降ろしていくしか方法が無いですね。
最大の問題がリアシートです。QSでは後部座席を排除した事による剛性低下に対してリヤタワーバーを設けることで剛性を確保しているという謳い文句が当時ありました。ただ、先日アップしたように、純正ストラットバーがリアの剛性向上に寄与しているとは思えない…というのも引っかかりポイントです。
【追記】ようやくパーツリスト見つけました。

現実的な所では、
①オーディオユニットの取り外しで5kg(配線+スピーカーは残しておく)
②リアシート撤去で12kg
③要らない工具etcを降ろして2kg
といった所でしょうか…

いやー、正直リアシートは剛性面と遮音性の観点から手を付けるのは最後にしたい所です。リアストラットバーが手に入らないのであれば、座面だけ取り外して3kgほど軽くするというのが現実的かなぁ…つまり10kgほどしか軽くする余地が無いような気がします。

とりあえず運転席をフルバケに変えて12~13kg軽くするのが1番確実な気がしてきますよね。うん。ついでに色々降ろせば15kgほど軽くなるはずなので、5.66…ええぇ…降ろせる工具探そう…。不用品降ろすのとても大事…
流石に271馬力でPWR5.5計算だと1490kgにしないといけなく、60kgの軽量化は可逆加工の領域を超えてしまう気がします。やるならオーディオレス(10kg)+リアシート(12kg)+フロント2脚フルバケ(30kg)+パンク修理キット(3kg)って所でしょうか。意外と行ける気がしてきていますが多分気のせいです。

一応こういった数字を表にしてみています。参考になるかな?


参考サイト

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