2025年9月12日金曜日

ルノーメガーヌ3RS&GTのECUチューニング by CelticTuningJapan(施工事例)

 前期型も後期型も同じ馬力になるのが特徴かな?
実走で興味深いデータを取らせて頂いています。

ご多分に漏れず、ルノーは同じ車でも複数のECUが存在しており厄介です。メガーヌ3は何故か最終型だけECUが違います。

また、ルノーは水温が一定温度を超えるとECUへのアクセスが出来なくなるギミックと整備モード(イグニッションON維持モード)が難解です。そこをクリアしてしまえば読み出しも書込みも早い(それぞれ数十秒から2~3分)というのが特徴です。メガーヌは水温問題がシビアで、27℃以下じゃないとダメなので、基本的にはご自宅/駐車場に伺っての施工になります。か、僕がヒィヒィ言いながら、腕を火傷しながら、水温センサーを外す事になります。

それ以外はルーテシア比でちょっと読み出し/書込み時間がかかるかな?というくらいです。


265馬力モデルは純正比で16%のトルク向上、17%のパワー向上(305馬力418Nm)

275馬力モデルは純正比で12.5%のトルク向上、16%のパワー向上(305馬力418Nm)


220馬力モデルは純正比で18%のトルク向上、20%のパワー向上(255馬力407Nm)


何台か書き換えさせて頂いている中で「走行モード毎に最高出力が違うらしい。検証出来ない?」という話を受け、実走テストで得たデータをグラフにプロットしてみました。

このように、全く同じグラフがプロット出来ているので、走行モードを変えても最高出力は変わらないんじゃないかな?と考えています。
トルクセンサーのデータからのプロットなので、実際にシャシダイに載せると違いがあるかもしれません。また、物凄く好意的にデータを見るなら(脳内補正をバチバチにかけるなら)(275馬力仕様のノーマルが本当に275馬力あると考えるなら)320馬力くらい出ている計算になります。(くどいようですが、あくまでも計算値です)

自分の体感だと実測260~270馬力かな…という感じだったので、純粋なトルク/パワーを求めるのであれば、EA888を積むゴルフに軍配が上がりますね。

また、275馬力仕様で他社のチューニングデータ(300PS440Nm)から乗り換えて頂いた方がいらっしゃるのですが、「CelticTuningの305bhp418Nmデータの方が高回転まで伸びやかに回る気がする」というレビューを頂いています。ブーストのオーバーシュート量を減らし、純正のパワーカーブの延長線上で最大トルクを出すマップになっている為、高回転域でブーストのタレが少ないCelticTuningのマップの特性じゃない?と考えています。

回転上昇とパワー上昇の体感が一致するマップは非常に乗りやすいですね。

*メガーヌも結構燃費が良くなる(2~3割)と聞いています。ルーテシア同様、半年~1年くらいで施工費用が回収出来るかもしれません。

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