2023年3月24日金曜日

MICHELIN Primacy 4+ 225/40R18 92Y XL

 軽く踏んでみました。
横に粘らずツルンとグリップが抜けて良い感じです。
あと過渡特性が物凄くリニア。


物凄くタイヤに詳しいわけでは無いのですが、タイヤのゴムを触った感じだとクロスクライメイト2に近いような気がします。目を三角にして走る人はPS4Sを買った方が良いです。


グリップレベルはそれなりに高いのですが、横Gがかかっている時に荷重変動させた時の滑り出しが非常にわかりやすく、タイヤにあまり熱を入れずに遊べる雰囲気があります。
直結250馬力だとタイヤ1本辺り62.5~125馬力しかかからないこともあり、縦グリップは十分です。フルブレーキング時にトレッドパターンの深さを微妙に感じますが、ABSが介入するほど想定外な滑り方はしません。やっぱりセンター部のトレッドが繋がっているか、もしくは細かく刻まれているかというのは縦方向にタイヤを使った時に大きな差を作りますね。
ただ、一気に横Gが立ち上がるような使い方をした時の横方向の絶対的なグリップは高くありません。ブロックが倒れる感じもありますし、実際滑ります。サーキットや珍走には向いていないタイヤだと思います。じわっと横Gをかけるようなシチュエーションであれば全く問題ありません。タイヤ、ブッシュ、サスペンションの動きをそれぞれ感じ取る事が出来る人であればスポーツカーに履いても良いタイヤだと思います。
この特性はヘタりつつあるブッシュ類にトドメを刺さない、非常に良い特性だと思っています。

ロードノイズは正直煩いです。元々聞いていましたが、他社でもっと静かなタイヤはありますね。静粛性をうたってはいますが、不快なノイズが無いだけでそれなりにロードノイズは大きいと感じました。でも225幅ですからね。こんなもんかなぁ…

転がり抵抗は大変優秀です。人力コースティングさせた時に全く速度が落ちません。コースティングしてくれる車との相性は最高だと思います。

乗り心地は40扁平ということもあり、めちゃめちゃ良いです。タイヤがしっかり動いていることが良くわかります。40~70km/hくらいだと首都高の継ぎ目が気になりますが、80km/hを超えると滑走感が出るくらいサスペンションセッティングとの相性が良いです。

特筆すべきはウェットグリップの高さですね。新品バリ溝というのもありますが、異様にウェット時のグリップレベルが高く、非常によく止まり、よく曲がります。トレッドが減ってからもあまりウェットグリップが落ちない+トレッドが減りにくいということなので、この点に関しては大変安心なタイヤです。


総合的に書くなら、ちょっと上級者向けのタイヤかもしれません。そいや!ってステアリングを切ってブレーキを踏む人はPS4Sやそもそも他社のタイヤのほうが絶対に良いです。コンフォートタイヤが何たるかをわかっている人にはオススメ出来ますが、そうでは無い人は大人しくスポーツタイヤを履いておきましょう。そっちのほうが絶対的な性能も高いです。
自分もブッシュ保護という観点があった為選んだタイヤです。好みだけで言うなら個人的にはPS4Sが今のところ1番好みですね。

このyoutube、めちゃめちゃ的確なコメントだな…と再確認しています。
正にこんな感じ。

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